日常的記録文書

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今回は2冊同時に紹介。

まずはちょっとサイコな感じの「脳男」
連続爆破事件に絡んで逮捕された男は、一見すると礼儀正しく、精神鑑定の検査数値もすべて異常なし。
でも、その平均的すぎる姿に疑問を持った精神科医、真梨子は彼――鈴木一郎の謎を探るべく、その過去を調べ始める。



首藤先生のデビュー作。
第46回江戸川乱歩賞受賞作。満場一致での受賞だったようです。

続編は2007年刊行の「指し手の顔 -脳男Ⅱ」です。
こんな人にお薦め

* サイコミステリーっぽいのが好きなあなた
* スリルのある展開が好きなあなた


というわけで、脳男こと鈴木一郎の謎がこの本の主題なのですが、確かに特異な設定で魅力的な謎です。
しかし、あえて特筆したいのは、冒頭やクライマックスシーンで描かれる連続爆破事件と、その犯人との攻防シーンで見られる圧倒的な臨場感です。
特にクライマックスは簡潔ながら現実の警察捜査を思わせる描写と、その裏をかき続ける犯人の行動がスピーディに描かれており、デビュー作とは思えない技術の高さが伺えます。

ただ、ラストはちょっと肩透かし感があり、また、ミステリとしての驚きには少し欠けていたようにも思います。




そして次は「天使の歌声」ですが、これは北川先生には失礼ながら、わたしにしては辛口の書評になりました。



収録作品

* 警告
* 白髪の罠
* 絆の向こう側
* 父親の気持ち
* 隠れた構図
* 天使の歌声

こんな人にお薦め

* 北川先生のファンなあなた(ちょい控えめ)


なんというか中編以上でじっくり扱えば読み応えのありそうなテーマを無理矢理短編に詰め込んだ感じで、なんだかごちゃっとしてしまい、かえってすべてにおいて印象が薄く感じてしまったのです。
ただ、だからこそ北川先生の長編作品を一度読んでみたいという気持ちにもなりました。


この作品の詳しい書評はコチラ ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「脳男」 書評ページ
「天使の歌声」 書評ページ
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