「狂気」「逸脱」をコンセプトに編まれた実験的な短編集。1995年度の「このミステリーがすごい!」の第一位に選ばれた作品です。
山口雅也先生の代表作の一つともいわれる作品らしいのですが……正直私には合わんかったです。
メタミステリっぽいのとか、読者を物語の中に取り込む手法とか、良く言えば実験的なのですが、私にはその実験が成功しているようには見えませんでした。
ミステリとしても、ただのブラックユーモアにしか思われないようなものが多く、少なくともミステリ好きの人にお薦めはできません。もちろん単に小説としてみた場合にはこう言うのが好きな人もいるかもですが……。
論理的な謎解きよりも、不条理世界が描かれているようなタイプの物語を求める人にはよいかもです。
私にはめずらしく、かなり辛口ずくめの書評になってしまったのですが、よろしければご覧くだされ。
この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎 「ミステリーズ 《完全版》」 書評ページ
「生ける屍の死」も、それなりに面白かったものの個人的にはあまり合わなかったし、「奇偶」に至っては・・。
ま、山口雅也先生はまだ読んでいる作品が少ないので、自分の好みに合う作品が無いかもう少し色々読んでみます。
それほど駄作という事でもなかったのかもしれませんが、世間の評価(業界の評価?)が自分の感覚をはるかに超えた高評価だったので、ちょっと辛口になってしまいました^^;
さて、私のメインサイトのほうの記事にもちょっと書いたのですが、山口先生の作品では「日本殺人事件」がワタシ的にはとても楽しかったです。
ひと昔前の、でもちょっとパラレルワールド的な日本を舞台とした短編集で、軽いノリながらなかなか楽しめましたです。
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