日常的記録文書

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今回は一人8役に挑んだ鯨先生渾身の作品です。



著者 : 鯨統一郎
発行元 : 光文社
単行本発行 : 2002.8
文庫版発行 : 2005.9

証人、犯人、犠牲者、探偵役、ワトソン役、記録者、濡れ衣を着せられる容疑者、共犯者のひとり8役に挑戦する意欲作。

小劇団の合宿中に起こる殺人。
被害者は黒こげ、容疑者は姿を消し、現場で倒れていた関係者は記憶喪失。
……って、これのどこが一人8役!? と思われるかもしれませんが、やっぱり一人8役でした。

書く側の制約が厳しい分、先が読めてしまいそうにも思えますが、そこは鯨流・無茶トリックで最後まで読者を翻弄してくださいます。

まあ、ミステリに現実性を求める傾向の強い方にはそんなにおすすめしませんが……。

こんな人にお薦め

* 多少無茶でも変わった作品が読みたいあなた
* 「一人8役」この言葉にロマンを感じるあなた


この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
とんち探偵一休さん 謎解き道中
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今回は「とんち探偵一休さん」シリーズ第2作のコチラ



著者 : 鯨統一郎
発行元 : 祥伝社
新書版発行 : 2003.5
文庫版発行 : 2006.2

「金閣寺に密室」につづくとんち探偵一休さんシリーズ第2作。
今回は茜の両親を捜す旅の道中で起こるさまざまな事件を解決する短編集。

オーソドックスなミステリ短編集ですが、前作「金閣寺に密室」でしっかりキャラが書かれている分、本作ではあまりキャラの深い描写が無く、淡々と進みますので、前作を読んでから取りかかることを強くお勧めします。

収録作品

* 第一話 難波・明の景色
* 第二話 大和・栗鼠の長屋
* 第三話 伊勢・魔除けの札
* 第四話 尾張・鬼の棲み家
* 第五話 駿河・広い庭
* 第六話 伊豆・鰻の寝床
* 第七話 相模・双子の函
* 第八話 武蔵・猫と草履

こんな人にお薦め

* 前作「金閣寺に密室」を読んだあなた
* アニメ・一休さん世代なあなた
* 気軽に読める短編集をお探しのあなた

この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
とんち探偵一休さん 謎解き道中
さて、今回はとってもB級感漂うこの作品です。





著者 : 鯨統一郎
発行元 : 祥伝社
新書版発行 : 2000.4
文庫版発行 : 2002.9

一休さんが新右衛門さん達と一緒に、足利義満の密室殺人の謎を解くというこの作品ですが、実はこの作品の楽しみどころは、そんなことよりも、一休さんというアニメ的な設定が史実と見事に融合して、新たな一つの歴史解釈がなされている点にあります。

鯨先生の作品らしく非常に読みやすいこの作品ですが、なかなかどうして骨太な構成です。
見かけのB級っぽさにだまされずに読んでみてください。

こんな人にお薦め

* 一休さん世代なあなた
* 鯨先生の歴史新解釈が好きなあなた

この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
とんち探偵一休さん 金閣寺に密室 [ひそかむろ]
今回は2冊同時に紹介。

まずはちょっとサイコな感じの「脳男」
連続爆破事件に絡んで逮捕された男は、一見すると礼儀正しく、精神鑑定の検査数値もすべて異常なし。
でも、その平均的すぎる姿に疑問を持った精神科医、真梨子は彼――鈴木一郎の謎を探るべく、その過去を調べ始める。



首藤先生のデビュー作。
第46回江戸川乱歩賞受賞作。満場一致での受賞だったようです。

続編は2007年刊行の「指し手の顔 -脳男Ⅱ」です。
こんな人にお薦め

* サイコミステリーっぽいのが好きなあなた
* スリルのある展開が好きなあなた


というわけで、脳男こと鈴木一郎の謎がこの本の主題なのですが、確かに特異な設定で魅力的な謎です。
しかし、あえて特筆したいのは、冒頭やクライマックスシーンで描かれる連続爆破事件と、その犯人との攻防シーンで見られる圧倒的な臨場感です。
特にクライマックスは簡潔ながら現実の警察捜査を思わせる描写と、その裏をかき続ける犯人の行動がスピーディに描かれており、デビュー作とは思えない技術の高さが伺えます。

ただ、ラストはちょっと肩透かし感があり、また、ミステリとしての驚きには少し欠けていたようにも思います。




そして次は「天使の歌声」ですが、これは北川先生には失礼ながら、わたしにしては辛口の書評になりました。



収録作品

* 警告
* 白髪の罠
* 絆の向こう側
* 父親の気持ち
* 隠れた構図
* 天使の歌声

こんな人にお薦め

* 北川先生のファンなあなた(ちょい控えめ)


なんというか中編以上でじっくり扱えば読み応えのありそうなテーマを無理矢理短編に詰め込んだ感じで、なんだかごちゃっとしてしまい、かえってすべてにおいて印象が薄く感じてしまったのです。
ただ、だからこそ北川先生の長編作品を一度読んでみたいという気持ちにもなりました。


この作品の詳しい書評はコチラ ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「脳男」 書評ページ
「天使の歌声」 書評ページ
泡坂妻夫先生が先日お亡くなりになりました。

正直なところ、まだそれほどたくさんの作品を読んだわけではないのですが、先生の探偵を代表する亜愛一郎、曾我佳城シリーズなど、もっとたくさん読ませていただきたかったです。

最近刊行された「幻影城の時代」では亜智一郎シリーズの書き下ろしなどで参加されていたこともあり、まだまだこの先を楽しみにしていたのですが……。

今、わたしの傍らにはたまたま先日買ったところの「乱れからくり」があります。
亜愛一郎シリーズなどで結構好きになってきたところで、これから本格的に読み込んでいこうという矢先でしたので、本当に残念です。

ご冥福をお祈りいたします。
しまった……。
紙一重の差で2月になってしまったので、12月分の読書まとめのデーターがとれない……。

仕方がないので一応書いておきましょう。

12月に読んだ本

……あれ?
こんだけか。
まあ忙しかったし、ホームページ関連なんかの勉強の方に夢中だったしなぁ。

で、1月

13冊。
最近のわたしにしては多いですな。
やはりその原動力は、鯨統一郎。
ファンサイトを作ろうと、再読、初読取り混ぜて結構読みましたねぇ。

Rの刻印もゲームとしては、なかなか楽しませていただきました。
小沼丹先生は全く知らなかったので、拾いものでした。
そして、ついに京極堂にも踏み出してしまいました。

そう思い起こすと、非常に有意義な読書ができた月だったと思います。

鯨ファンサイトも、だいぶん体裁が整って参りました。
いちびって、movabletypeなぞを導入してサイト構築をしているので、どうも色々うまくいかず困っていますけれど、よければご覧ください。

鯨統一郎ファンサイト くじら学習塾へようこそ!

うはぁ。
こうしてみると、なんてベタなタイトルなんだ。

まあよいわ。
ファンサイトなんだからベタベタでいいんだから!!
1月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4799ページ

月に吠えろ!―萩原朔太郎の事件簿 (徳間文庫)月に吠えろ!―萩原朔太郎の事件簿 (徳間文庫)
読了日:01月30日 著者:鯨 統一郎
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
読了日:01月28日 著者:京極 夏彦
彼女が死んだ夜 (幻冬舎文庫 に 8-3)彼女が死んだ夜 (幻冬舎文庫 に 8-3)
読了日:01月25日 著者:西澤 保彦
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)新・世界の七不思議 (創元推理文庫)
「邪馬台国」よりはただの仮説の羅列になっていますが、続編が出たこと自体に感謝!
読了日:01月23日 著者:鯨 統一郎
タイムスリップ明治維新 (講談社文庫)タイムスリップ明治維新 (講談社文庫)
「邪馬台国はどこですか?」を読んでからこれを読むのが吉
読了日:01月21日 著者:鯨 統一郎
間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫 く 2-2)間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫 く 2-2)
読了日:01月20日 著者:鯨 統一郎
KAIKETSU!赤頭巾侍 (徳間文庫)KAIKETSU!赤頭巾侍 (徳間文庫)
読了日:01月17日 著者:鯨 統一郎
鬼のすべて (光文社文庫 く 10-7)鬼のすべて (光文社文庫 く 10-7)
鯨先生の作品には珍しく、ストレートな謎解きでした。
読了日:01月16日 著者:鯨統一郎
「神田川」見立て殺人―間暮警部の事件簿 (文芸ポストNOVELS)「神田川」見立て殺人―間暮警部の事件簿 (文芸ポストNOVELS)
読了日:01月15日 著者:鯨 統一郎
邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)
後半は少しこじつけっぽいが、面白い。
読了日:01月14日 著者:鯨 統一郎
黒いハンカチ (創元推理文庫)黒いハンカチ (創元推理文庫)
読了日:01月12日 著者:小沼 丹
Rの刻印 読者参加型犯人当てミステリーRの刻印 読者参加型犯人当てミステリー
あくまでも小説というより、犯人当てクイズ本と思って読むとよいかも。悪口ではありません。楽しかったですよ。
読了日:01月03日 著者:ふじしろ やまと
亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)
亜愛一郎のご先祖様。愛一郎よりりりしい感じ。
読了日:01月01日 著者:泡坂 妻夫

読書メーター
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