日常的記録文書

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「狂気」「逸脱」をコンセプトに編まれた実験的な短編集。1995年度の「このミステリーがすごい!」の第一位に選ばれた作品です。

山口雅也先生の代表作の一つともいわれる作品らしいのですが……正直私には合わんかったです。

メタミステリっぽいのとか、読者を物語の中に取り込む手法とか、良く言えば実験的なのですが、私にはその実験が成功しているようには見えませんでした。

ミステリとしても、ただのブラックユーモアにしか思われないようなものが多く、少なくともミステリ好きの人にお薦めはできません。もちろん単に小説としてみた場合にはこう言うのが好きな人もいるかもですが……。

論理的な謎解きよりも、不条理世界が描かれているようなタイプの物語を求める人にはよいかもです。

私にはめずらしく、かなり辛口ずくめの書評になってしまったのですが、よろしければご覧くだされ。
この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎 「ミステリーズ 《完全版》」 書評ページ
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先月に引き続きPHP、その他ホームページ関連のお勉強に余念がなかったおかげで読書量は抑えめ。

あ、でも11月はドグマグ読んだのかぁ……。
いやぁ。
衝撃的だったなぁ……。
ファンサイトでも立ち上げてしまいそうだw

ちなみに、今こんなにホームページ関連のお勉強をしているのは理由がありまして、ワタシの書評サイト「SIDE_FLIP あかずの書斎」のリニューアルを考えているのですよ。
現サイトはPukiwikiシステムを使って構築しているのですが、SEO的にあまりよろしくないー。

もちろんどこからでも気軽に更新できる利便性は最高だったのですが、ある程度運営も軌道に乗り、考えてみると、最近は週末に自宅で更新することがほとんどになっていますので、通常のXHTML+CSSサイトでも何とかなるかなぁっと。

まあ、HPは遊びと言っちゃえば遊びなので、自分が楽しくできる方向にゆらゆら流されていこうと思います。はい。

11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2326ページ

「クロック城」殺人事件 (講談社文庫 き 53-1)「クロック城」殺人事件 (講談社文庫 き 53-1)
ルパン三世の某映画を思い出しました
読了日:11月27日 著者:北山 猛邦
すべての美人は名探偵である (光文社文庫 く 10-6)すべての美人は名探偵である (光文社文庫 く 10-6)
読了日:11月19日 著者:鯨 統一郎
ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)
読了日:11月14日 著者:夢野 久作
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
読了日:11月09日 著者:夢野 久作
落下する緑 (創元推理文庫 M た 6-1 永見緋太郎の事件簿)落下する緑 (創元推理文庫 M た 6-1 永見緋太郎の事件簿)
読了日:11月09日 著者:田中 啓文
実践マスターPHP+MySQL―PHP4/PHP5対応実践マスターPHP+MySQL―PHP4/PHP5対応
読了日:11月03日 著者:小島 まさご
今回は森博嗣先生の、犀川助教授と西之園萌絵のコンビが活躍するS&Mシリーズの第6弾です。
次作「夏のレプリカ?」と対の構成になっていて、本作の章立ては奇数章のみで構成されているようです。
解説はプリンセス・テンコーこと二代目引田天功さん。



さて、本作は殺人事件に遺体消失といろんな事件が起こるのですが、そのすべてがイリュージョン(マジック)と絡めて書かれています……が、個々のイリュージョンに惑わされる事なかれ!


私は大いに惑わされましたがw

この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎 「幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC」書評ページ
こんにちは。FLIPです。
今回は「本格の巨匠」こと鮎川哲也先生の「五つの時計」です。



この作品は北村薫先生によって編まれた「鮎川哲也 短編傑作選」二冊のうちの一冊目です。1987年に光文社より刊行された、短編集「時間の檻」(北村薫・編)を増補する体裁をとっています。

収録作品は、江戸川乱歩先生が編集長を務めていた探偵小説専門誌「宝石」に掲載されたものが集められており、各話の冒頭には江戸川乱歩先生によるルーブリックが付されています。
また、巻末には、有栖川有栖先生、北村薫先生、山口雅也先生による鼎談も収録されています。

いやもぉ、読み応え抜群です。
「本格」の「本格」たるゆえんがわかるような気がします。
いわゆる「時刻表」ものが一見すると多いのですが、それにしても実際のところは、細かい時刻表と顔をつきあわせて針の先のような盲点をつつくというタイプの物はなく、あくまでも盲点を突くというスタイルです。

本作は短編集ですが、本当にバリエーションが豊富です。

「鉄壁のアリバイ」「雪密室」「嵐の洋館」「ダイイングメッセージ」「時刻表」「犯人消失」「倒述」「叙述トリック」などなど、まさにミステリのデパート状態。
さらに、探偵役もいわゆる「名探偵」な星影龍三と社会派作品の刑事を彷彿とさせる「鬼貫警部」と両極端な探偵像を見せてくれます。

とにかくクオリティが高い!!
絶対買いですぞ!

この作品の詳しい書評はコチラ↓ (今回は、各話あらすじ付きです)
SIDE_FLIP あかずの書斎 「五つの時計」書評ページ


今回はメフィスト賞受賞作にして、北山先生デビュー作でもある本作の書評です。



この作品ののち『瑠璃城』殺人事件、『アリス・ミラー城』殺人事件、『ギロチン城』殺人事件、『石球城』殺人事件と続く「城シリーズ」の第一作。ただし舞台設定はまったく異なる。
トリックの図解が途中に挿入されており、一目見てしまっただけでもきっちり理解できてしまうので、パラパラめくってはいけない!(新書版では、謎解き部分が袋とじになっているらしい)
文庫版解説は、有栖川有栖先生。

終末を迎えつつある世界。
ゲシュタルトの欠片と言われる幻。
幻を射貫く能力を持つ探偵。
世界の終末の原因を探り、取り除こうとする二つの組織「SEEM」と「十一人委員会」
日本に移築されてきた古城と、そこを闊歩するスキップマンなる幽霊。
壁を埋め尽くす人面蒼。

終末が近づき、「ゲシュタルトの欠片」と呼ばれる幽霊?が闊歩する世界を舞台に、3つの大時計が外壁にあしらわれた洋館でおこる、連続殺人事件です。
……が、メインの謎解き自体はオーソドックスな洋館ものと言えるでしょう。
特殊な世界設定が、そのままミステリの謎解きのルールになっているタイプの作品ではありません。

物理トリック好きで有名な北山先生ですが、ラストの幾重にもわたるどんでん返しは必見です。

この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎 「『クロック城』殺人事件」 書評ページ
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