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日常的記録文書

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著者 : 我孫子武丸
発行元 : 講談社
単行本発行 : 1992.9
文庫版発行 : 1994.8
文庫本発行 : 1996.11

殺人者の異常な心理を綿密にたどるサイコホラー。
この作品を我孫子先生の最高傑作と評する読者が多いのは、驚愕の……。
書かれた時代を考えれば、非常に先駆的といえる作品である。

こんな人にお薦め

* サイコホラー、サイコミステリ好きなあなた
* グロいの大好き! なあなた
* ミステリと言えば、どんでん返しなあなた

傑作の誉れ高いこの作品ですが、ちょっと描写がグロすぎて私には合いません。
なおかつトリックも当時は斬新だったと思うのですが、今から読むとなると、それほど鮮烈な印象もないと思います。

ただ、それでも発表されたのが1992年だと考えると、その当時としてはトリックも主題もかなり先見性に富むものであったと思います。

しつこいですが、わたしは好きではありません。
それでも駄作だとは言えない、不思議な作品ですねぇ。


この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「殺戮にいたる病」 書評ページ
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最近とみに評判の高い、三津田信三先生の「刀城言耶」シリーズ第一作です。


著者 : 三津田信三
発行元 : 原書房
単行本発行 : 2006.2
発行元 : 講談社
文庫版発行 : 2009.3

怪奇幻想作家、刀城言耶(とうじょうげんや)が怪奇色の濃い事件と対峙するシリーズ第一作。

本格ミステリとホラーのそれぞれの魅力を損なわずになされた融合が評価されているシリーズである。

こんな人にお薦め

  • 山奥の村、怪異、因習、憑き物などのキーワードに反応してしまうあなた
  • 合理的に割り切れないものがあると言えるあなた

ワタシ的には、中盤以降のスピード感に欠けた部分などが残念なところですが、一般的な評価を見るに、次作以降、どんどん読みやすくなっていると聞きますし、楽しみではあります。

下記の書評では多少辛口なことも書いてしまっていますが、決して凡作ではないと思います。

この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「厭魅の如き憑くもの」 書評ページ

今回は、ミステリ界の博覧強記といえばこの人。
芦辺拓先生の時代物短編集です。

著者 : 芦辺拓
発行元 : 光文社
新書版発行 : 2003.12
文庫版発行 : 2007.1

江戸時代の大坂(大阪)に実在した、エレキテルの研究でも知られる蘭学者、曇斎先生こと橋本宗吉を探偵役に据え、学問で身を立てることを志す若者、箕四郎と美少女、真知を助手役として書かれた、時代物本格推理の短編集。


収録作品

  • 殺しはエレキテル
  • 幻はドンクルカームル
  • 闇夜のゼオガラヒー
  • 木乃伊とウニコール
  • 星空にリュクトシキップ
  • 恋はトーフルランターレン

こんな人にお薦め

  • 江戸時代が好きなあなた
  • 蘊蓄が詰まった本が好きなあなた
  • 大塩平八郎ファン「じゃない」あなた
普段は芦辺先生のうんちくっぷりには結構辟易とするわたしですが、今回は時代物ということと、蘭学・舶来っぽい道具立てが多いので、そのうんちくっぷりが綺麗にマッチしていて好印象でした。

この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「殺しはエレキテル 曇斎先生事件帳」 書評ページ
今回は霧舎巧先生のデビュー作です。


著者 : 霧舎巧
発行元 : 講談社
新書版発行 : 1999.7
文庫版発行 : 2003.6

霧舎先生のデビュー作にして、第12回メフィスト賞受賞作。北澤大学のサークル「あかずの扉研究会」の面々が活躍するシリーズ第1作。

洋館で起こる連続殺人。
消えた関係者。
「誰もいなくなった」風の味付け。
物理的大トリックに理論的謎解き。
張られまくった伏線。

さらに、シリーズ設定も……。
主人公達は大学のミステリ系サークルメンバー。
いかにも系の名探偵「鳴海雄一郎」と江神部長系名探偵「後動悟」の競演。

ホントに本格ミステリファンとしてやりたいことをぎっしり詰め込んだ感がある作品です。

こんな人にお薦め

* 漫画的設定に拒絶反応を示さないあなた
* 伏線好きなあなた
* 本格ミステリ要素がたくさん詰まっていればいるほど得をした気持ちになれるあなた


この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ」 書評ページ
今回は森博嗣先生のS&Mシリーズ入門には絶対むいてないこの作品です。



著者 : 森博嗣
発行元 : 講談社
新書版発行 : 1998.4
文庫版発行 : 2001.3

犀川助教授と西之園萌絵のコンビが活躍するS&Mシリーズの第9弾。

総じてなかなか評判がよいものの、シリーズ中「この本から読んではいけない」というご忠告が多い一冊。

後生ですから、この本を入門編に選ばないでください……。

こんな人にお薦め

  • 前作までもう読んだあなた
  • 西之園萌絵嬢と犀川先生の恋の行方が気になって仕方がないあなた
  • ちょっとずるい方法でも騙されるとやっぱり喜んでしまうあなた


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SIDE_FLIP あかずの書斎
「今はもうない SWITCH BACK」 書評ページ
今回は、本格の巨匠・鮎川哲也先生の初期の名作です。


著者 : 鮎川哲也
発行元 : 東京創元社
文庫版発行 : 2006.5

初版は1958年8月に光風社より刊行されています。その後も改題されたものも含めて、秋田書店、角川書店、講談社などから刊行されています。

※ 管理人が読んだのは1992年3月刊行の講談社文庫版です。

本格の巨匠・鮎川哲也先生が「黒いトランク」に続いて発表した長編ミステリで、探偵役は鬼貫警部と並んで鮎川先生の代表的名探偵である星影竜三です。

舞台設定、人物像からとにかく本格ミステリのために創られた世界です。
物語の深さや人物描写のリアルさを求める人にはどうかと思いますが、良質のミステリです。
素直に謎解きを楽しめます。

こんな人にお薦め

* 本格ミステリらしい本格ミステリがお望みなあなた
* 理論構築型のミステリが好きなあなた
* 社会派要素なんていらないあなた

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SIDE_FLIP あかずの書斎
「りら荘事件」 書評ページ


著者 : 森博嗣
発行元 : 講談社
新書版発行 : 1998.1
文庫版発行 : 2000.11

犀川助教授と西之園萌絵のコンビが活躍するS&Mシリーズの第7弾。
前作「幻惑の死と使途」と対の構成になっていて、本作の章立ては偶数章のみで構成されています。
具体的には起こる事件が2作品で同時進行になっています。

こんな人にお薦め

* 論理的ミステリが好きなあなた
* 綺麗にだまされたいあなた

しっかり読まないと、真のトリックの価値に気付かずに、「な~~んだ……」ってなことになってしまうかも?

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SIDE_FLIP あかずの書斎
「夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER」 書評ページ
今日はバカミスの金字塔(かも知れない)この作品です。


著者 : 蘇部健一
発行元 : 講談社
新書版発行 : 1997.9
新書改訂版 : 1998.2
文庫版発行 : 2002.1

蘇部先生のデビュー作で第三回メフィスト賞受賞作。

その下品さと、バカミステイスト故か、発表時には苛烈な批判が巻き起こったらしい問題作。
新書版と文庫版では複数の作品が入れ替えられています。

実際、馬鹿馬鹿しいこと甚だしいのですが、意外とミステリ的な驚きを感じさせてくれる作品も多いです。まだ黎明期だったメフィスト賞の勇気と、バカミスの衣のしたにある本格テイストを見逃さなかった眼力に敬服。

収録作品(文庫版)

* FILE No.1 音の気がかり
* FILE No.2 桂男爵の舞踏会
* FILE No.3 黄金
* FILE No.4 エースの誇り
* FILE No.5 見えない証拠
* FILE No.6 しおかぜ⑰号四十九分の壁
* FILE No.7 オナニー連盟
* FILE No.8 丸ノ内線七十秒の壁
* FILE No.9 欠けているもの
* FILE No.10 鏡の向こう側
* FILE No.11 消えた黒いドレスの女
* FILE No.12 五枚のとんかつ
* FILE No.13 六枚のとんかつ
* FILE No.14 「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」を読んだ男
* 最後のエピローグ
* ボーナス・トラック 保険調査員の長い一日

こんな人にお薦め

* バカミス(誉め言葉)好きなあなた
* 難解な本に疲れたあなた
* ちょっと下品な笑いが好きなあなた

この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「六枚のとんかつ」 書評ページ
童話新解釈とアリバイ崩しミステリ、そして昭和オタクネタが詰まったお得な一冊です。




著者 : 鯨統一郎
発行元 : 光文社
新書版発行 : 2001.6
文庫版発行 : 2004.6

桜川東子(さくらがわ はるこ)が童話・民話に隠された謎に絡めて難事件を解決するシリーズ第一弾です。まだ、桜川さんのキャラの魅力はできあがっていないような感じを受けます。
でも、オタクネタ、ミステリ要素、新解釈と鯨先生らしい要素がバランスよく入っていますので、鯨先生入門にもよい一冊だと思います。

収録作品

* 第一話 ヘンゼルとグレーテル
* 第二話 赤ずきん
* 第三話 ブレーメンの音楽隊
* 第四話 シンデレラ
* 第五話 白雪姫
* 第六話 長靴をはいた猫
* 第七話 いばら姫
* 第八話 狼と七匹の子ヤギ
* 第九話 小人の靴屋

こんな人にお薦め

* 大人になってから童話を読み返したことのあるあなた
* アリバイものが好きなあなた
* 安楽椅子探偵ものが好きなあなた


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SIDE_FLIP あかずの書斎
「九つの殺人メルヘン」 書評ページ
マグレシリーズ(おそらく)完結編



著者 : 鯨統一郎
発行元 : 小学館
文庫版発行 : 2009.1

間暮警部シリーズの(おそらく)完結編。

初の長編で、今までのシリーズでちらほらと見え隠れしていた「ブラックローレライ」との全面対決!
そしてシリーズの謎の全貌が明らかになる。

こんな人にお薦め

* 昭和歌謡曲が好きなあなた
* 間暮警部シリーズが好きなあなた
* やっぱり年末は紅白なあなた

……っていうか

シリーズ未読の方にはおすすめしません!
怒濤のようにいろんな謎が明かされますので、ぜひシリーズはじめから読んでください。
シリーズの他の作品が楽しめなくなることはもちろん、この作品もよくわからないままエグイ展開に置いてきぼりを喰らう可能性がありますのでw


この作品の詳しい書評はコチラ↓
SIDE_FLIP あかずの書斎
「完全無欠の名探偵」 書評ページ
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