日常的記録文書

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こんにちは。FLIPです。
今回は「本格の巨匠」こと鮎川哲也先生の「五つの時計」です。



この作品は北村薫先生によって編まれた「鮎川哲也 短編傑作選」二冊のうちの一冊目です。1987年に光文社より刊行された、短編集「時間の檻」(北村薫・編)を増補する体裁をとっています。

収録作品は、江戸川乱歩先生が編集長を務めていた探偵小説専門誌「宝石」に掲載されたものが集められており、各話の冒頭には江戸川乱歩先生によるルーブリックが付されています。
また、巻末には、有栖川有栖先生、北村薫先生、山口雅也先生による鼎談も収録されています。

いやもぉ、読み応え抜群です。
「本格」の「本格」たるゆえんがわかるような気がします。
いわゆる「時刻表」ものが一見すると多いのですが、それにしても実際のところは、細かい時刻表と顔をつきあわせて針の先のような盲点をつつくというタイプの物はなく、あくまでも盲点を突くというスタイルです。

本作は短編集ですが、本当にバリエーションが豊富です。

「鉄壁のアリバイ」「雪密室」「嵐の洋館」「ダイイングメッセージ」「時刻表」「犯人消失」「倒述」「叙述トリック」などなど、まさにミステリのデパート状態。
さらに、探偵役もいわゆる「名探偵」な星影龍三と社会派作品の刑事を彷彿とさせる「鬼貫警部」と両極端な探偵像を見せてくれます。

とにかくクオリティが高い!!
絶対買いですぞ!

この作品の詳しい書評はコチラ↓ (今回は、各話あらすじ付きです)
SIDE_FLIP あかずの書斎 「五つの時計」書評ページ


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